Oliveプラチナプリファードは、資産条件を満たすと通常3万3,000円の年会費が無料になります。SBI証券のクレカ積立も最大5%まで上がるため、「条件を達成できるならプラチナ一択」と感じるかもしれません。
しかし、年会費無料の条件には三井住友銀行の円普通預金500万円以上が含まれます。同じ500万円をゴールドのまま個人向け国債などへ置いた場合まで比べると、カード還元だけの比較とは結論が変わることがあります。
この記事では、年間300万円のカード利用と月10万円のSBI証券クレカ積立を前提に、カード・積立だけの比較と、普通預金500万円の機会費用を加えた比較を2段階で行います。
- カード還元・継続特典・クレカ積立だけなら、プラチナプリファードが年間約4万4,000円〜5万5,000円有利
- 普通預金500万円と個人向け国債の税引後利息差を加えると、ゴールド側が逆転する場合がある
- 年間300万円を下回る可能性がある人は、ゴールド2枚の100万円特典を狙う方が有利になりやすい
- 普通預金500万円をもともと維持する人や、プリファードストアを活用できる人はプラチナプリファードが有力
- 運営者は現時点で、Oliveゴールドとゴールド(NL)の2枚を継続する方針
この記事でわかること
- Oliveゴールドとプラチナプリファードの違い
- プラチナプリファードの年会費を無料にする資産条件
- 年間300万円利用・月10万円積立での還元額
- 円普通預金500万円を個人向け国債へ置く場合の機会費用
- 自分にはゴールドとプラチナプリファードのどちらが向いているか
この記事はこんな人におすすめ
- Oliveゴールドからプラチナプリファードへの変更を検討している人
- Oliveゴールドや三井住友カード ゴールド(NL)の100万円特典を利用している人
- SBI証券で月10万円のクレカ積立をしている人
- 年会費だけでなく、安全資産500万円の置き場所まで比較したい人
動画でも比較しています
今回の比較はYouTubeでも解説しています。記事では、比較条件と計算の内訳を表で確認できます。
結論|年会費無料でもプラチナが必ず有利とは限らない
年間300万円を利用し、SBI証券で毎月10万円を積み立てる継続年では、カード・積立の還元だけならプラチナプリファードが有利です。今回の条件では、プラチナが年間11万7,000円相当、ゴールド側が6万2,000円〜7万3,000円相当となります。
一方、プラチナプリファードの年会費無料条件を維持するには、三井住友銀行の円普通預金へ500万円以上を置く必要があります。ゴールドのままなら、同じ500万円を個人向け国債など、普通預金より金利の高い安全資産へ置く選択ができます。
その利息差が、プラチナのポイント優位を上回ればゴールド側が逆転します。つまり、判断材料はカードの年会費や還元率だけではありません。年間利用額、クレカ積立額、500万円の置き場所、決済ルート、付帯サービスの利用状況を合わせて考える必要があります。
Oliveゴールドとプラチナプリファードの違い
年会費・通常還元率・継続特典を比較
| 比較項目 | Oliveゴールド | プラチナプリファード |
|---|---|---|
| 年会費 | 5,500円 | 33,000円 |
| 通常還元率 | 0.5% | 1% |
| 継続特典 | 年間100万円で1万ポイント | 年間100万円ごとに1万ポイント |
| 継続特典の上限 | 年間1万ポイント | 年間4万ポイント |
| 選べる特典 | 通常1つ | 通常2つ |
Oliveゴールドは、年間100万円を利用すると1万ポイントの継続特典があり、条件達成後は翌年以降の年会費が永年無料になります。100万円利用時は通常還元5,000ポイントと継続特典1万ポイントで、合計1万5,000ポイント相当です。
プラチナプリファードは通常還元率が1%で、年間100万円利用するごとに1万ポイント、最大4万ポイントの継続特典があります。年間300万円なら、通常還元3万ポイントと継続特典3万ポイントで合計6万ポイントです。
最新のカードランク比較は、三井住友銀行の公式比較ページで確認できます。
SBI証券のクレカ積立を比較
| カード | 今回の前提 | 年間ポイント |
|---|---|---|
| Oliveゴールド | 前年100万円以上利用で1% | 12,000ポイント |
| プラチナプリファード | 通常1%+年間300万円利用1%+資産運用特典1% | 36,000ポイント |
プラチナプリファードは、クレカ積立の通常ポイントが1%です。さらに、継続年にカードを年間300万円以上利用すると年間積立額へ1%、Olive資産運用サービスでOlive残高3,000万円以上の条件を満たすと1%が上乗せされ、今回の前提では合計3%になります。
月10万円、年間120万円を積み立てると、ゴールドは1万2,000ポイント、プラチナプリファードは3万6,000ポイントです。
クレカ積立の利用額そのものは、カードの年間利用額へ含まれません。また、プラチナプリファードの年間利用額による積立上乗せは初年度に付与されません。初年度と継続年では計算結果が異なります。
プラチナプリファードの年会費を無料にする条件
3つの資産条件を同時に満たす
- 三井住友銀行の円普通預金残高が500万円以上
- SBI証券残高が500万円以上
- 円普通預金とSBI証券残高の合計となるOlive残高が3,000万円以上
加えて、SBI証券口座をOliveコンサルティング仲介コースに設定し、Olive資産運用サービスへ申し込む必要があります。円定期預金や外貨預金を持っていても、円普通預金500万円の条件には含まれません。
条件の詳細は、Olive資産運用サービスの公式ページで確認できます。
2回目以降は残高判定と年間100万円利用が必要
2回目以降の年会費無料では、毎月の基準日判定12回のうち資産条件を10回以上達成し、Oliveフレキシブルペイを年間100万円以上利用する必要があります。
残高の基準日は原則として毎月8日で、8日が銀行休業日の場合は前営業日です。普通預金500万円は完全に引き出せない資金ではありませんが、条件を継続するには基準日に残高を維持する必要があります。
年会費の支払いはなくても、普通預金500万円を別の商品へ置いた場合に得られた利息を失う可能性があります。この差を機会費用として第2段階の比較へ加えます。
今回の比較条件
| 比較する年 | カード入会2年目以降の継続年 |
|---|---|
| 年間決済額 | 300万円 |
| クレカ積立 | 月10万円、年間120万円 |
| プラチナ側 | 1枚で年間300万円利用 |
| ゴールド側 | Oliveゴールド100万円、ゴールド(NL)100万円、1%カード100万円 |
| 資産条件 | 円普通預金500万円、SBI証券500万円、Olive残高3,000万円以上 |
| ANA Pay | 年間120万円まで、0.5%。1マイル=1円で仮定 |
| VポイントPay | Visa利用で0.5% |
| 利息 | 税引後で比較 |
プラチナプリファードのプリファードストア、旅行保険、選べる特典の追加1枠などは、使う人によって価値が異なるため金額換算しません。数値比較の後に、向いている人の判断材料として扱います。
第1段階|普通預金500万円を考慮せず比較
プラチナプリファードは年間11万7,000円相当
| 内訳 | 計算 | 年間 |
|---|---|---|
| 通常還元 | 300万円×1% | 30,000ポイント |
| 継続特典 | 100万円ごとに1万ポイント | 30,000ポイント |
| ANA Pay後段 | 120万円×0.5% | 6,000マイル相当 |
| VポイントPay後段 | 300万円×0.5% | 15,000ポイント |
| クレカ積立 | 120万円×3% | 36,000ポイント |
| 合計 | 117,000円相当 | |
年間約120万円までは、OliveからRevolut、ANA Pay、VポイントPayへつなぎます。ANA Payへの支払いは過去30日間で10万円までのため、それを超える分はRevolutからVポイントPayへ直接つなぐ想定です。
プラチナプリファードのカード・後段還元は8万1,000円相当、クレカ積立は3万6,000ポイントで、合計11万7,000円相当です。
ゴールド2枚側は年間6万2,000円〜7万3,000円相当
ゴールド側は、Oliveゴールドと三井住友カード ゴールド(NL)をそれぞれ100万円利用します。各カードは通常還元5,000ポイントと継続特典1万ポイントで、2枚合計3万ポイントです。
残り100万円を通常還元率1%のカードへ振り分けると1万ポイントとなり、カード単体では合計4万ポイントです。これにクレカ積立1万2,000ポイントと、決済ルートの後段還元を加えます。
| Revolutルートに使えるカード | 後段還元 | 年間合計 |
|---|---|---|
| 3枚すべて | 21,000円相当 | 73,000円相当 |
| ゴールド2枚 | 16,000円相当 | 68,000円相当 |
| Oliveゴールドのみ | 10,000円相当 | 62,000円相当 |
Revolut側のチャージ手数料、カード会社側の通常ポイント、年間利用額への集計は別々に確認する必要があります。OliveはVisaデビットモード、ほかのカードは国内発行Mastercardなど、条件が異なります。本格運用前に少額で手数料とポイント付与を確認してください。
カードと積立だけならプラチナが有利
| 比較ケース | 年間合計 | プラチナとの差 |
|---|---|---|
| プラチナプリファード | 117,000円相当 | ― |
| ゴールド・3枚ルート | 73,000円相当 | プラチナが44,000円有利 |
| ゴールド・2枚ルート | 68,000円相当 | プラチナが49,000円有利 |
| ゴールド・Oliveのみ | 62,000円相当 | プラチナが55,000円有利 |
ここまでなら、プラチナプリファードへ変更した方が有利です。しかし、この比較には年会費無料条件の円普通預金500万円が入っていません。
第2段階|普通預金500万円の機会費用を加える
プラチナ側は円普通預金へ500万円を置く
三井住友銀行の円普通預金金利は、2026年8月3日から税引前年0.4%です。500万円を1年間置いた税引後利息は、単純計算で約1万5,937円です。
500万円 × 0.4% × 79.685% = 約15,937円
ゴールド側は500万円を個人向け国債で運用
参考として、2026年7月募集の個人向け国債・変動10年は、初回適用利率が税引前年1.80%、税引後1.4343300%でした。500万円の税引後利息を年換算すると約7万1,717円です。
500万円 × 1.4343300% = 約71,717円
本記事の試算は、2026年7月募集分の数値を基準にしています。7月募集分は2026年7月31日に受付を終了しているため、現在購入できる商品の金利ではありません。また、変動10年の金利は半年ごとに見直されるため、初回利率が1年間続くと仮定した参考比較です。
個人向け国債は元本保証のある商品ですが、原則として発行後1年間は中途換金できません。1年経過後は国の買取で中途換金できるものの、直前2回分の各利子相当額に基づく中途換金調整額が差し引かれます。生活防衛資金など、1年以内に使う可能性があるお金の置き場所には向きません。
最新の募集条件は、財務省の個人向け国債募集情報で確認できます。
普通預金と個人向け国債の利息差
| 500万円の置き場所 | 税引後利息の参考値 |
|---|---|
| 三井住友銀行の円普通預金 | 約15,937円 |
| 個人向け国債・変動10年 (2026年7月募集分) | 約71,717円 |
| 差額 | 約55,780円 |
7月募集分の金利を使った参考試算では、個人向け国債の方が年間約5万5,780円多くなります。この利息差は、第1段階でプラチナプリファードが有利だった4万4,000円〜5万5,000円とほぼ同じ大きさです。
ポイントと利息を合計するとどう変わる?
| 比較ケース | ポイント等+利息 | プラチナとの差 |
|---|---|---|
| プラチナ+普通預金 | 約132,937円相当 | ― |
| ゴールド・3枚ルート+国債 | 約144,717円相当 | ゴールドが約11,780円有利 |
| ゴールド・2枚ルート+国債 | 約139,717円相当 | ゴールドが約6,780円有利 |
| ゴールド・Oliveのみ+国債 | 約133,717円相当 | ゴールドが約780円有利 |

カードと積立だけではプラチナプリファードが年間4万円以上有利でしたが、普通預金500万円の機会費用まで含めると、ゴールド側が逆転しました。
ただし、Oliveゴールドだけを決済ルートに使えるケースは差が約780円で、ほぼ同点です。個人向け国債の金利、利用できる決済ルート、1マイルの評価額が少し変わるだけでも結論は逆転します。
年間300万円を使わない場合はどうなる?
プラチナプリファードのクレカ積立は、年間300万円以上のカード利用で年間積立額へ1%が上乗せされます。年間200万円〜299万円では、この上乗せを受けられません。
一方、ゴールドを2枚持っている場合は、各100万円を利用すれば2枚分の継続特典を狙えます。年間200万円前後でも合計2万ポイントの継続特典を確保しやすいため、年間利用額が300万円を下回るほどゴールド2枚側が有利になりやすいです。
実運用では各105万円程度を目安にする
年間100万円をぴったり狙うと、売上票の到着遅れや返品、集計対象外取引によって未達になる可能性があります。運営者は、Oliveゴールドとゴールド(NL)をそれぞれ105万円程度まで使う予定です。
年間300万円利用なら、2枚のゴールドへ合計210万円、残り約90万円を1%カードへ振り分けます。1%カードから10万円をゴールドへ移した場合、通常還元率の差は約500円です。少額の還元差で1万ポイント特典の未達リスクを下げられるため、少し余裕を持たせる方が安心です。
初年度と切替タイミングの注意点
- Oliveゴールドの1万ポイントが実際に付与されたことを確認する
- ゴールドからプラチナプリファードへの変更手続きをする
- 初年度年会費無料と4万ポイントの新規入会・利用特典のどちらを選ぶか確認する
- 次年度以降の年会費無料条件を維持する
Oliveゴールドの継続特典が付与される前に別ランクへ変更すると、特典対象外になる可能性があります。ゴールドの100万円特典を達成済みの場合は、ポイント付与を確認してから手続きする方が安全です。
また、プラチナプリファードの初年度年会費無料が適用されると、4万ポイントの新規入会・利用特典を受け取れない条件があります。初年度に年会費3万3,000円を支払い、申込月の3か月後末までに40万円を利用して4万ポイントを狙う場合、単純な差は7,000円相当です。
プラチナプリファードは、初年度に年間300万円を利用しても、クレカ積立の年間利用額による+1%が付与されません。本記事の11万7,000円相当は継続年の比較です。
プラチナプリファードが向いている人
- 年間300万円以上を安定して利用できる
- SBI証券で月10万円のクレカ積立を継続する
- 普通預金500万円をもともと維持する予定がある
- プリファードストアや旅行保険などの付帯サービスを活用できる
- 複数のゴールドカードで100万円利用を管理したくない
- ゴールド側のRevolut決済ルートを利用できない
普通預金500万円を生活防衛資金として元々置く予定があり、別の商品へ移すつもりがない人は、機会費用を小さく考えられます。カードを1枚にまとめられる管理のしやすさや、プリファードストアの上乗せも含めると、プラチナプリファードが有力です。
ゴールド継続が向いている人
- Oliveゴールドとゴールド(NL)で各100万円の継続特典を狙える
- 年間利用額が300万円未満になる可能性がある
- 500万円を個人向け国債など、普通預金より金利の高い安全資産へ置きたい
- 複数カードの利用額を管理できる
- プリファードストアや付帯サービスをあまり利用しない
運営者は現時点で、Oliveゴールドと三井住友カード ゴールド(NL)の2枚を継続し、500万円は個人向け国債で運用する方針です。ただし、国債金利やカード特典が変われば再比較します。
よくある質問
普通預金500万円は本当に資金拘束されますか?
引き出し自体は可能なので、完全な資金拘束ではありません。ただし、年会費無料条件を継続するには、原則として毎月8日の基準日に円普通預金500万円以上を維持する必要があります。
個人向け国債なら元本割れしませんか?
個人向け国債は国が元本を保証し、発行後1年経過後は国の買取による中途換金が可能です。ただし、原則として発行後1年間は中途換金できず、1年経過後の中途換金でも利子から調整額が差し引かれます。
年間300万円未満ならどちらが有利ですか?
今回の前提では、年間300万円未満になるとプラチナプリファードのクレカ積立+1%を受けられません。ゴールドを2枚持ち、それぞれ100万円の継続特典を狙える人は、ゴールド側が有利になりやすいです。
初年度年会費無料と4万ポイントは両方もらえますか?
資産運用特典による初年度年会費無料が適用される場合、4万ポイントの新規入会・利用特典と併用できない条件があります。申込時点の公式条件を確認し、年会費無料と入会特典のどちらが自分に合うか判断してください。
楽天証券からSBI証券へ投資信託を移管する価値はありますか?
Olive残高3,000万円の条件へ近づける可能性はありますが、年会費無料や積立ポイントだけで判断するのはおすすめしません。移管手数料、保有商品の取扱い、ポイント制度、使いやすさ、500万円の機会費用まで含めて比較する必要があります。
まとめ|カードだけでなく500万円の置き場所で判断する
Oliveプラチナプリファードは、年間300万円利用と月10万円のクレカ積立を組み合わせると強力です。資産条件で年会費が無料になれば、カード・積立だけの比較ではゴールドより年間4万4,000円〜5万5,000円有利になりました。
一方、年会費無料条件の円普通預金500万円を個人向け国債へ置く場合の税引後利息差を加えると、ゴールド側が逆転する場合があります。年会費無料という言葉だけで決めず、条件達成に使う資産の置き場所まで比較することが大切です。
年間利用額、クレカ積立額、安全資産の金額、決済ルート、付帯サービスの使い方は人によって異なります。本記事の数字をそのまま当てはめるのではなく、自分の条件へ置き換えて判断してください。
関連記事
Oliveの全体像、特徴、メリット・デメリットは、次の記事でまとめています。

おすすめサービス

更新履歴
- 2026年8月5日:2026年7月募集分の個人向け国債金利を基準に比較数値を確定
- 2026年8月3日:初版作成。Oliveゴールドとプラチナプリファードの年会費、継続特典、SBI証券クレカ積立、資産運用特典、普通預金500万円の機会費用を公式情報で確認
本記事は2026年8月3日時点の公式情報を基に作成し、個人向け国債は2026年7月募集分の金利で試算しています。年会費、ポイント還元率、積立条件、資産条件、決済サービスの手数料、個人向け国債の金利は変更・終了する場合があります。利用前に各公式サイトとアプリで最新情報をご確認ください。
