楽天証券では、楽天カードで月10万円、楽天ペイ残高で月5万円まで投資信託を積み立てられます。積立後すぐに売却する「即売り」を使えば、長期保有とは別に、積立時の楽天ポイントを受け取ることができます。
たとえば、通常の楽天カードでポイント還元率1%の投資信託を月10万円積み立て、楽天ペイ残高でも月5万円積み立てると、月1,250ポイント、年1万5,000ポイントを得られる計算です。
わたしは、SBI証券をNISA・長期運用、楽天証券を通常の楽天カード積立と楽天ペイ残高積立の即売りに使い分けています。即売りは特定口座で行っています。楽天キャッシュを高還元ルートや対象者限定のあとリボキャンペーンで用意できた場合は、積立ポイントとは別にチャージ時の還元も獲得しています。
この記事では、2026年8月16日時点の公式情報をもとに、即売りの仕組み、具体的なポイント数、おすすめ候補、楽天証券での設定・売却手順、損益・税金・NISAの注意点を解説します。
- 楽天カード積立10万円を1%還元の投信で行うと、月1,000ポイント
- 楽天ペイ残高積立5万円は0.5%還元で、月250ポイント
- 合計は月1,250ポイント、1年間の単純計算で1万5,000ポイント
- 楽天キャッシュを高還元ルートで用意できれば、チャージ還元を別に上乗せできる
- おすすめ候補は「東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型)」
- 価格変動、受渡までの資金拘束、税金、NISA枠、条件変更は事前に確認する
結論|月15万円の積立で月1,250ポイントを得られる
通常の楽天カードを使い、この記事で紹介する投資信託を積み立てる場合のポイント例は次のとおりです。
| 決済方法 | 積立額 | 還元率 | 月間ポイント |
|---|---|---|---|
| 楽天カード積立 | 10万円 | 1% | 1,000ポイント |
| 楽天ペイ残高積立 | 5万円 | 0.5% | 250ポイント |
| 合計 | 15万円 | 加重平均約0.833% | 1,250ポイント |
月1,250ポイントを12か月分にすると、年間では1万5,000ポイントです。この計算には、楽天キャッシュを用意するときのチャージ還元を含めていません。

わたしは月ごとの価格差・獲得ポイント・チャージ還元を記録していないため、この数字は実績値ではなく、2026年8月16日時点の公式条件に基づく計算例です。
楽天Edy経由の高還元ルートや、本人の楽天e-NAVIに表示された対象者限定のあとリボキャンペーンを使える場合は、積立時のポイントとは別にチャージ還元を加えられます。
- 紹介ファンドのカード積立還元率が1%であること
- 楽天ポイントを積立代金へ充当しないこと
- 楽天ペイ残高5万円を全額積立へ利用すること
- ポイント条件が現在と変わっていないこと
楽天ペイ残高積立で楽天ポイントを使うと、ポイント利用分は0.5%還元の対象額から除かれます。月250ポイントの例は、5万円全額を楽天ペイ残高で支払う場合です。
投資信託の即売りとは?ポイントを得る仕組み
投資信託の即売りとは、クレジットカードや電子マネー残高で投資信託を積み立て、買付が成立して保有商品へ反映された後、早い段階で売却する方法です。
- 楽天カードと楽天ペイ残高で投信積立を設定する
- 積立注文によって投資信託を購入する
- 積立額に応じた楽天ポイントを受け取る
- 保有商品へ反映された投資信託を売却する
- 受渡日に売却代金が証券口座へ戻る
狙うのは、投資信託の値上がり益ではなく、積立決済に対するポイントです。そのため、長期投資用の資産とは目的が異なります。
ただし、投資信託は注文した瞬間に同じ価格で現金へ戻せる商品ではありません。買付・約定・保有反映・売却・受渡には時間差があり、その間に基準価額が変わります。「即売り」は、保有商品へ反映されたら早めに売るという意味であり、価格変動がゼロになるわけではありません。
即売り向け商品の選び方とおすすめ候補
値動き・ポイント還元率・費用・受渡日を確認する
即売りに使う投資信託は、ポイント還元率だけで選ばず、次の項目をまとめて確認します。
- 買付から売却までの値動きが比較的小さいか
- 利用する楽天カードで何%還元になるか
- 買付手数料や信託財産留保額がないか
- 保有中に差し引かれる信託報酬はいくらか
- 注文締切、約定日、受渡日がいつか
- 売却できないクローズド期間がないか
値動きが大きい商品を選ぶと、1日の下落だけでポイントを上回る損失が出やすくなります。一方、還元率だけを理由に高コストの商品を長く持つのも避けたいところです。
おすすめ候補|東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型)
わたしが即売りの候補として紹介するのは、東京海上・円資産バランスファンド(年1回決算型)です。愛称は「円奏会(年1回決算型)」、楽天証券のファンドIDはJP90C000B1F6です。
| 確認項目 | 2026年8月16日時点 |
|---|---|
| 基本配分 | 国内債券70%、国内株式15%、国内REIT15% |
| リスク抑制 | 変動リスク上昇時は、株式・REIT比率を下げて年率3%程度への抑制を目指す |
| 買付手数料 | なし |
| 信託報酬 | 年0.924% |
| 代行手数料 | 年0.451% |
| 信託財産留保額 | なし |
| 申込締切 | 15時30分 |
| 受渡日 | 申込受付日から5営業日目 |
このファンドは国内債券を70%とする可変配分型です。楽天証券の2026年8月14日表示では、1年・3年・5年のリスクが、いずれも楽天証券分類平均を下回っています。
日々の値動きが小さいことを保証する商品ではありませんが、株式100%のファンドなどと比べて、基準価額の変動を抑える設計になっていることが、即売り候補として紹介する主な理由です。
通常の楽天カードでも1%還元になる
楽天カード積立の還元率は、カードの種類と、ファンドの代行手数料で決まります。楽天証券のポイント還元率案内では、代行手数料が年0.4%以上のファンドは1~2%還元です。
円奏会(年1回決算型)の代行手数料は年0.451%なので、通常の楽天カードでも現行条件では1%還元になります。10万円の積立なら1,000ポイントです。
このファンドの信託報酬は年0.924%です。即売り候補としては還元率と値動きのバランスに注目していますが、長期投資の商品を選ぶ場合は、運用方針、期待リターン、信託報酬を改めて比較してください。
わたしの楽天証券での実践方法
わたしは、NISAと長期積立をSBI証券側へまとめ、楽天証券はポイント獲得用に使い分けています。楽天証券では通常の楽天カードを使い、即売りは特定口座で行っています。
- 楽天カード積立:通常の楽天カードで月10万円
- 楽天ペイ残高積立:月5万円
- 口座区分:特定口座
- 積立分は保有商品へ反映され、売却可能になったらすぐに全部売却
- 楽天キャッシュは、高還元チャージルートや対象者限定のあとリボキャンペーンで用意する場合がある
- 積立時のポイントと、チャージ時の還元を別々に考える
月ごとの価格差・獲得ポイント・チャージ還元は記録していません。このため、月1,250ポイント・年1万5,000ポイントは公式条件に基づく計算例として紹介しています。
楽天ペイ残高積立の0.5%は、楽天キャッシュを積立へ利用したときの還元です。2024年6月から、楽天カードからのチャージ時ではなく、投信積立への利用時にポイントが付く仕組みへ変わっています。
そのため、別の方法で楽天キャッシュをお得に用意できれば、積立利用時0.5%+チャージルートの還元という二層にできます。
楽天キャッシュの高還元チャージと、あとリボキャンペーンを利用するときの条件は、次の記事で詳しく整理しています。


SBI証券と楽天証券をどのように使い分けているかは、次の記事でも解説しています。

楽天証券で積立設定して売却する手順
1.楽天カード積立を月10万円で設定する
楽天証券へログインし、対象ファンドの「積立設定」から楽天カードクレジット決済を選びます。紹介ファンドを使う例では、月10万円を設定します。
楽天カード・楽天ペイ残高積立は、毎月12日が翌月分の申込締切です。楽天カード積立の買付日は、初めて積立設定をした時期によって毎月1日・8日・12日のいずれかになるため、自分の積立設定一覧で確認してください。
2.楽天ペイ残高積立を月5万円で設定する
同じファンドで楽天ペイ残高決済を選び、月5万円を設定します。楽天ペイ残高積立は、毎月1~28日から積立指定日を選べます。
ポイント数を分かりやすく管理するなら、楽天ポイントを積立代金へ使わず、楽天ペイ残高だけで支払います。ポイントを使った部分は0.5%の対象額から除かれるためです。
3.買付・約定・保有反映を確認する
積立指定日になると買付注文が作成されます。約定日はファンドによって異なり、買付当日または翌営業日です。
円奏会(年1回決算型)は、買付申込日の基準価額で約定します。購入した投資信託は、約定日の翌日から「保有商品一覧」で評価額・評価損益を確認できます。
4.保有商品へ反映されたら売却注文を出す
保有商品一覧で買付分を確認したら、対象ファンドの売却画面を開きます。全部売却する場合は、売却可能額・口数と注文内容を確認して注文します。
わたしは、買付分が保有商品へ反映され、売却注文を出せる状態になったら、そのまますぐに全部売却しています。
円奏会(年1回決算型)の申込締切は15時30分です。締切時刻を過ぎた注文や休業日の注文は、次の受付日になることがあります。
5.売却の約定と受渡を確認する
売却注文後は、注文履歴と投信取引通知メールで約定日・受渡日を確認します。円奏会(年1回決算型)の受渡日は、申込受付日から起算して5営業日目です。
売却注文を出しても、代金がその日に銀行口座へ戻るわけではありません。翌月の積立資金やカード引落額と重なることを想定し、余裕資金を残しておきましょう。
ポイント還元と価格差の計算方法
楽天カード積立は1%の価格下落が目安になる
楽天カード積立10万円で1,000ポイントを得る場合、積立額に対する還元率は1%です。
買付から売却までに評価額が1%下がると、価格差は約1,000円です。税金や信託報酬などを考えない単純比較では、1%の下落でポイント分が相殺されます。
楽天ペイ残高積立は0.5%+チャージ還元で考える
楽天ペイ残高積立5万円の基本ポイントは250ポイントです。積立額に対する還元率は0.5%なので、0.5%下がると価格差は約250円になります。
楽天キャッシュを用意するときに別の還元を得ている場合は、その還元額を加えて判断します。ただし、キャンペーンの手数料や利用条件がある場合は、還元額から差し引いてください。
月15万円全体では約0.833%が基礎還元
月15万円に対して1,250ポイントなので、合計積立額に対する基礎還元率は約0.833%です。
ただし、楽天カード積立と楽天ペイ残高積立の買付日が異なれば、同じファンドでも買付価格・売却価格は別々です。全体だけでなく、カード積立分と楽天ペイ残高積立分を分けて損益を確認する方が正確です。
| 価格変動の例 | 15万円に対する価格差 | 基礎ポイントとの差 |
|---|---|---|
| 0.3%下落 | 約450円のマイナス | 約800円分プラス |
| 0.5%下落 | 約750円のマイナス | 約500円分プラス |
| 1%下落 | 約1,500円のマイナス | 約250円分マイナス |
この表は、15万円を同じ価格で買って同じ価格で売ったと仮定した単純例です。実際は買付日、売却日、税金、信託報酬、チャージ還元などで変わります。
投資信託を即売りするメリット
毎月の積立設定でポイント獲得を仕組み化できる
一度積立設定を行えば、毎月の買付は自動です。都度商品を探して購入するより、設定漏れを減らしやすくなります。
通常の楽天カードでも月1,000ポイントを狙える
紹介ファンドは代行手数料が年0.4%以上なので、上位カードでなくても現行条件では1%還元です。通常の楽天カードで10万円積み立てた場合、月1,000ポイントになります。
楽天キャッシュのチャージ還元を重ねられる
楽天ペイ残高積立は、チャージ方法にかかわらず積立利用額へ0.5%が付く仕組みです。そのため、楽天キャッシュを用意する段階でも還元を得られれば、積立時とは別のメリットになります。
長期運用とポイント獲得を分けて管理できる
わたしは、長期運用はSBI証券、即売りは楽天証券というように役割を分けています。即売りの損益を長期保有商品の評価額と混ぜず、目的別に確認しやすい点もメリットです。
長期投資の商品選びや続け方を確認したい方は、次の記事をご覧ください。

即売りの注意点|価格変動・税金・NISAを確認する
価格が下がるとポイント以上の損失が出る
投資信託は元本保証ではありません。買付から売却までに基準価額が下がり、受け取るポイントより価格差の損失が大きくなることがあります。
円奏会(年1回決算型)も、値動きを抑えることを目指しているだけで、下落しない商品ではありません。ポイント率を損益分岐点の目安にして、毎月の結果を確認しましょう。
売却代金が戻るまで数営業日かかる
円奏会(年1回決算型)の受渡日は、申込受付日から5営業日目です。土日祝日やファンド休業日を挟むと、資金が戻るまでの暦日数はさらに長くなります。
楽天カードの支払日や次の積立と重なっても困らないように、月15万円をぎりぎりの生活資金から出さないことが大切です。
信託報酬などの費用がかかる
紹介ファンドは買付手数料と信託財産留保額がありませんが、信託報酬は年0.924%です。信託報酬は保有中、信託財産から日々差し引かれます。
短期間なら金額は限定的ですが、ゼロではありません。すぐに売却できず長く保有する場合は、ポイントだけでなく保有コストも考えます。
売却益には税金がかかる
課税口座で公募型株式投資信託を売却して利益が出ると、原則として20.315%の税金がかかります。特定口座(源泉徴収あり)なら、原則として確定申告は不要です。
わたしも楽天証券の即売りは特定口座で行っています。ただし、源泉徴収あり・なしの設定は人によって異なるため、ご自身の口座設定を確認してください。
一般口座、特定口座(源泉徴収なし)、他の株式との損益通算、損失の繰越控除などによって申告要否は変わります。個別の判断が必要な場合は、楽天証券の税制案内を確認し、税務署や税理士へ相談してください。
NISAの年間投資枠は同じ年に復活しない
NISA口座の商品を売却すると、非課税保有限度額の簿価分は翌年に再利用できます。しかし、その年に使った年間投資枠が同じ年のうちに戻るわけではありません。
ポイント目的の即売りでNISA枠を消費すると、長期保有したい商品を購入できる枠が減ります。金融庁のNISA制度案内も確認し、即売りと長期運用を分けて考えましょう。
ポイント・ファンド・キャンペーン条件は変わる
楽天カード積立の還元率は、ファンドの代行手数料とカード種類で決まります。代行手数料の判定時点によって、積立設定後に還元率が変わる可能性があります。
楽天ペイ残高積立の上限・還元率、高還元チャージルート、あとリボキャンペーンの対象者・対象明細・手数料も変更されます。毎月同じ条件が続く前提にせず、公式画面を確認してください。
- 今月のカード積立還元率
- 楽天ペイ残高積立の対象額とポイント利用額
- ファンドの買付・売却条件と費用
- 売却代金が戻るまでの資金余力
- 使う口座区分と税務上の扱い
- NISAではなく長期投資と分けて管理できるか
- チャージルート・キャンペーンの最新条件
即売りが向いている人・向かない人とよくある質問
即売りが向いている人
- 楽天カードと楽天ペイ残高をすでに利用している
- 月15万円を受渡まで動かせなくても困らない
- 長期投資とポイント獲得用の取引を分けられる
- 毎月の価格差・ポイント・手数料を確認できる
- 制度やキャンペーンの変更を定期的に確認できる
即売りが向かない人
- 生活費やカード支払いぎりぎりの資金を使う
- 価格変動で少額でも損失が出ることを受け入れられない
- 売却・損益・ポイントの確認を毎月行いたくない
- NISAの年間投資枠を長期投資で使い切りたい
- ポイントのために不要なリボ払いや高コスト商品を利用してしまう
買付後、いつ売却できますか?
約定日の翌日から保有商品一覧へ反映されるため、売却可能な残高を確認してから注文します。わたしは表示後、売却可能であることを確認したらすぐに売却注文を出しています。約定日や締切時刻はファンドごとに異なるため、銘柄詳細画面と注文履歴を確認してください。
即売りすれば必ずポイント分が残りますか?
必ず残るわけではありません。買付から売却までに基準価額が下がると、価格差がポイントを上回ることがあります。カード積立分は1%、楽天ペイ残高積立分は0.5%を、単純な損益分岐点の目安にしてください。
楽天カードをまだ持っていない場合は?
公式キャンペーンだけでなく、ポイントサイトや紹介経由も比較します。申し込む前に、対象カード、獲得条件、他経路との併用可否を確認してください。

まとめ|まずは月1,250ポイントの基本形を押さえる
紹介ファンドを通常の楽天カードで月10万円積み立てると1,000ポイント、楽天ペイ残高で月5万円積み立てると250ポイント、合計で月1,250ポイントです。1年間の単純計算では1万5,000ポイントになります。
楽天キャッシュを高還元ルートや対象者限定のあとリボキャンペーンで用意できれば、チャージ還元は別枠で上乗せできます。
わたし自身は月次の詳細記録まではしていませんが、損益を正確に把握したい場合は、積立額、対象ファンド、決済方法、買付日、売却日、受渡日、ポイント、価格差を分けて記録するのがおすすめです。長期投資用のNISAとは目的を分け、無理のない余裕資金で行いましょう。
更新履歴
- 2026年8月16日:初版作成
