OliveとSBI証券を組み合わせると、投資信託のクレカ積立でVポイントを貯め、貯まったポイントを投資へ戻せます。さらに、Olive口座の普通預金残高やSBI証券の資産残高によって、クレカ積立のポイント付与率を上げられる仕組みもあります。
ただし、「最大6%」などの数字だけを見ると、必要なカード利用額や預金・証券残高、仲介口座の条件を見落としやすくなります。
この記事では、OliveとSBI証券を組み合わせてできること、カードランク別のクレカ積立還元率、2種類の上乗せ特典、Vポイント投資、投資信託をSBI証券へ移管するときの注意点を整理します。
- Olive×SBI証券は、クレカ積立でVポイントを貯め、1ポイント=1円分として再投資できる
- Olive一般・ゴールドの基本付与率は、初年度と前年のカード利用額で変わる
- Olive口座の円普通預金100万円以上なら、クレカ積立を最大+0.5%上乗せできる
- Olive資産運用サービスは、円普通預金500万円以上・SBI証券残高500万円以上などの条件を満たすと最大+2%
- 高い還元率のためだけに、不要なカード利用や無理な資産移管をする必要はない
結論|Olive×SBI証券は「貯める・使う・管理する」をまとめられる
OliveとSBI証券の強みは、クレカ積立の還元率だけではありません。Vポイントを貯める、投資へ使う、銀行と証券の情報をアプリで確認するという流れをまとめやすい点にあります。
| できること | 主なメリット | 確認する条件 |
|---|---|---|
| クレカ積立 | 積立額に応じてVポイント | カードランク・年間利用額 |
| 残高による上乗せ | 最大+0.5%または+2% | 預金・証券残高、ID連携 |
| Vポイント投資 | 1pt=1円分で再投資 | Vポイントサービスの設定 |
| アプリ管理 | 銀行・証券をまとめて確認 | 口座連携 |

最初からすべての条件を達成する必要はありません。まずはクレカ積立とVポイントサービスを設定し、普通預金や証券残高による上乗せは、自分の資産配分に無理なく合う場合だけ狙うのが基本です。
Oliveの全体像、支払いモード、メリット・デメリットを先に確認したい方は、次の記事をご覧ください。

OliveとSBI証券を組み合わせてできること
OliveとSBI証券を連携すると、投資信託の積立からポイントの再投資まで、Vポイントを中心にした資産形成の流れを作れます。
クレカ積立で投資信託を自動購入する
三井住友カードつみたて投資では、SBI証券の投資信託を対象カードで毎月自動購入できます。積立額は月10万円までで、NISAのつみたて投資枠にも利用できます。
積立額に応じたVポイントの基本付与率は、カードランクと年間カード利用額によって変わります。Olive口座や資産運用サービスの条件を満たすと、基本付与率へさらに上乗せされます。
貯まったVポイントを投資へ戻す
クレカ積立や日常のカード利用で貯めたVポイントは、SBI証券で1ポイント=1円分として投資に使えます。現金と併用することも、ポイントだけで買い付けることも可能です。
SBI証券の取引で対象店舗の還元率を上げる
SBI証券のVポイントアッププログラムでは、Vポイント投資やNISA口座の投資信託残高などの条件を満たすと、対象のコンビニ・飲食店での還元率を最大+2%上げられます。
クレカ積立のポイント付与とは別の仕組みです。対象店舗、対象決済、ID連携などの条件があるため、すべてのカード利用が一律に+2%になるわけではありません。
三井住友銀行アプリで銀行と証券を確認する
Oliveでは、三井住友銀行アプリから銀行口座、カード、SBI証券などの情報をまとめて確認できます。SBI証券の投資信託の取引やクレカ積立も、連携後はアプリから進めやすくなります。
SBI証券のクレカ積立還元率をカードランク別に比較
クレカ積立の基本付与率は、Oliveのカードランクによって異なります。一般・ゴールドは初年度と2年目以降で条件が変わり、プラチナプリファードとVisa Infiniteは毎月の基本付与に加えて、年間カード利用額に応じた年1回の上乗せがあります。
| カード | 毎月の基本付与 | 主な年間利用条件 |
|---|---|---|
| Olive一般 | 初年度0.5% | 2年目以降10万円以上で0.5% |
| Oliveゴールド | 初年度1% | 2年目以降100万円以上で1% |
| プラチナプリファード | 1% | 300万円で+1%、500万円で+2% |
| Visa Infinite | 1% | 300万円で+1%、500万円で+2%、700万円で+3% |
表の年間利用額による上乗せは、年間の積立合計額に対して年1回付与されます。プラチナプリファードとVisa Infiniteは、入会初年度にこの年間利用分の上乗せは付与されません。
Olive一般の付与率
Olive一般は初年度0.5%です。2年目以降は、前年のカード利用額が10万円以上なら0.5%、10万円未満なら0%になります。
Oliveゴールドの付与率
Oliveゴールドは初年度1%です。2年目以降は、前年100万円以上で1%、10万円以上100万円未満で0.75%、10万円未満で0%です。
プラチナプリファードの付与率
プラチナプリファードは、毎月のクレカ積立に1%が付与されます。継続年は、年間カード利用300万円以上で年間積立額へ+1%、500万円以上で+2%が年1回付与されます。
Visa Infiniteの付与率
Visa Infiniteも毎月の基本付与は1%です。継続年は、年間カード利用300万円以上で+1%、500万円以上で+2%、700万円以上で+3%が年間積立額へ付与されます。
クレカ積立で毎月10万円を積み立てても、一般・ゴールドの翌年の付与率判定や、プラチナプリファード・Visa Infiniteの年間利用分の上乗せ条件には算入されません。条件達成には、別途対象となるカード利用が必要です。
年会費や継続特典、普通預金500万円を個人向け国債で運用した場合の機会費用まで含めてカードランクを比べたい方は、次の記事をご覧ください。

Oliveならクレカ積立を最大0.5%上乗せできる
Olive限定上乗せプランでは、Oliveアカウント契約口座の円普通預金残高に応じて、クレカ積立の通常付与率を最大+0.5%上げられます。
| 円普通預金残高 | 上乗せ率 |
|---|---|
| 100万円以上 | +0.1% |
| 200万円以上 | +0.2% |
| 300万円以上 | +0.3% |
| 400万円以上 | +0.4% |
| 500万円以上 | +0.5% |
たとえば、Oliveゴールドの基本付与率が1%で、円普通預金残高が500万円以上なら、合計は1.5%です。毎月10万円を積み立てる場合、上乗せ0.5%は月500ポイント、年間では6,000ポイント相当になります。
積立カードがOlive以外でも対象になり得る
この上乗せは、積立カードそのものがOliveフレキシブルペイでなくても対象になり得ます。Oliveアカウント契約口座を持ち、Vポイントが貯まる対象カードをSBI証券のクレカ積立へ登録していることなどが条件です。
毎月8日の残高とID連携で判定される
原則として毎月8日時点の円普通預金残高で判定されます。8日が銀行休業日の場合は前営業日です。SMBC IDとVpass IDの連携も必要で、Oliveアカウント申込後に三井住友銀行アプリへ一度もログインしていない場合は対象外になることがあります。
普通預金500万円を置くと年間最大6,000ポイント相当の上乗せを狙えますが、ほかの預金や個人向け国債で受け取れる利息との比較も必要です。特典だけで資金の置き場所を決めず、生活防衛資金と安全資産の運用方針を優先しましょう。
条件の詳細は、三井住友カードのOlive限定上乗せプラン公式ページで確認できます。
Olive資産運用サービスなら最大+2%
Olive資産運用サービスへ申し込み、預金・証券残高などの条件を満たすと、クレカ積立の通常付与率へ最大+2%を上乗せできます。
| 共通条件 | Olive残高 | 上乗せ率 |
|---|---|---|
| 円普通預金500万円以上+SBI証券500万円以上 | 3,000万円以上5,000万円未満 | +1% |
| 円普通預金500万円以上+SBI証券500万円以上 | 5,000万円以上 | +2% |
Olive残高とは、三井住友銀行の円普通預金残高とSBI証券の対象資産残高の合計です。合計3,000万円だけを満たせばよいわけではなく、円普通預金とSBI証券のそれぞれで500万円以上が必要です。
- Oliveアカウントを保有する
- Olive資産運用サービスへ申し込む
- SBI証券口座をOliveコンサルティング仲介口座へ変更する
- SMBC IDとVpass IDを連携する
- 毎月8日の残高条件を満たす
Olive限定上乗せプランとは重複しない
資産運用特典が適用される月は、円普通預金残高によるOlive限定上乗せプランは重複して適用されません。「最大+0.5%と最大+2%を足して+2.5%」にはならない点に注意してください。
既存のSBI証券口座でも仲介コースの変更が必要
すでにSBI証券口座を持っていても、Olive資産運用サービスへ申し込むと、口座がOliveコンサルティングの仲介口座へ変更されます。SBI証券の画面左上に「Olive Consulting」と表示されているか確認できます。
国内投資信託や国内株式などは対象資産ですが、iDeCo、信用残高、FX、金・銀・プラチナ、SBIハイパー預金・SBIハイブリッド預金などは対象外です。判定前に対象資産を公式FAQで確認してください。
最新条件は、Oliveコンサルティングの資産運用特典公式ページと三井住友カードの資産運用特典公式ページをご確認ください。
貯まったVポイントをSBI証券で使う方法
SBI証券では、保有するVポイントを1ポイント=1円分として投資に使えます。対象は次のとおりです。
- 国内株式のスポット買付
- S株(単元未満株)のスポット買付
- 日株積立
- 投資信託のスポット買付
- 投資信託の積立
特定口座・一般口座だけでなく、NISA口座でも利用できます。投資信託の積立では、毎月の積立へポイントを自動的に充当できます。
ポイントで買った商品も通常の有価証券です。売却代金や配当金・分配金は、ポイントではなく現金で受け取ります。値動きによって元本割れする可能性がある点も、現金で投資する場合と同じです。
Vポイント投資とNISA残高で対象店舗の還元率も上がる
| 条件 | 対象店舗での上乗せ |
|---|---|
| 当月のVポイント投資が合計1万pt以上 | +1% |
| NISAで投資信託200万円以上 | +0.5% |
| NISAで投資信託100万円以上+Olive登録 | +0.5% |
NISA残高の2条件には、三井住友カード・三井住友銀行・Oliveコンサルティングの仲介口座などの条件があります。また、国内株式や海外株式はNISA残高の判定対象に含まれません。
Vポイント投資1万ポイントの条件は対象店舗で+1%になる仕組みですが、ポイントを使うこと自体が利益になるわけではありません。もともと投資へ回す予定のポイントがある月だけ利用し、特典のために投資額を増やさないようにしましょう。
Vポイント投資とVポイントアッププログラムの詳しい条件は、SBI証券Vポイントサービス公式ページで確認できます。
私がOliveとSBI証券をどう使っているか
ここからは、制度全体の説明ではなく、運営者個人の活用例です。
- OliveゴールドをSBI証券のクレカ積立に利用
- OliveをVポイントPayへ高還元でつなぐ決済ルートの起点として利用
- SBI証券と楽天証券の両方で投資信託を保有
- SBI証券側のOlive残高条件を満たすため、楽天証券から一部移管することを検討
私はOliveを、どこで使っても最も高還元になるカードとは考えていません。SBI証券の積立、三井住友銀行の管理、対象店舗、VポイントPayへつなぐ決済ルートなど、Oliveと相性のよい用途に絞って使っています。
VポイントPayへつなぐ詳しいチャージ手順は本記事で繰り返さず、次の記事にまとめています。

楽天証券からSBI証券へ移管するべきか
楽天証券などで保有する国内投資信託をSBI証券へ移管すると、売却せずに保有先を変更できます。SBI証券へ入庫した国内投資信託は、Olive残高の対象資産になり得ます。
ただし、Olive特典のためだけに資産を移すべきとは限りません。次の点を確認してから判断します。
- 移管したい投資信託をSBI証券で受け入れられるか
- 楽天証券側の出庫手数料はいくらか
- SBI証券の手数料負担プログラムの対象になるか
- 移管中に売買や積立ができない期間を許容できるか
- 楽天証券側で失うポイントや管理上のメリットはないか
- 相場下落後もOlive残高条件を維持できる余裕があるか
楽天証券は1銘柄あたり3,300円の出庫手数料
楽天証券から投資信託を出庫する場合、2026年8月8日時点では1銘柄あたり3,300円(税込)の手数料がかかります。書類到着後から移管完了までの目安は約2週間で、状況によっては最長1ヵ月かかる場合があります。
SBI証券には、他社へ支払った投資信託の移管手数料を負担する「投信お引越しプログラム」があります。ただし、領収書などの提出期限・対象条件があるため、手続き前に最新要項を確認してください。
楽天証券のNISA口座で保有する投資信託を、NISAのままSBI証券へ移管することはできません。楽天証券の案内では、移管する場合は事前に課税口座へ払い出す必要があります。非課税で保有を続けられるメリットを失うため、Olive特典だけを理由にNISA資産を移す判断は慎重に行いましょう。
運営者はSBI証券と楽天証券の両方で投資信託を保有しており、SBI証券側の残高条件を満たすために一部移管を検討しています。ただし、実際に移管するかは、課税口座の対象資産、移管手数料、両社の特典、残高条件までの不足額を確認して決める方針です。
移管条件は、楽天証券の投資信託出庫案内とSBI証券の投信お引越しプログラムをご確認ください。
Olive×SBI証券を始める手順
まずはクレカ積立とVポイント投資を使える状態にし、残高特典は必要な人だけ追加します。
- Oliveアカウントを用意し、クレジットモードを初期設定する
- SMBC IDとVpass IDを連携する
- SBI証券でメインポイントをVポイントに設定する
- 「Vポイントカード登録」と「三井住友カードVポイント認証」を完了する
- SBI証券へ対象カードを登録し、投資信託のクレカ積立を設定する
- 残高特典を狙う人だけ、Olive資産運用サービスへ申し込む
SBI証券のポイント設定は、「口座管理」→「お客さま情報 設定・変更」→「ポイント・外部ID連携」から確認できます。画面名は変更される場合があるため、実際の表示に従って操作してください。
利用前に確認したい注意点
OliveとSBI証券の特典は、複数の条件が連動します。利用開始後も次の点を確認しましょう。
- クレカ積立額は年間カード利用額の集計対象外
- Olive限定上乗せプランと資産運用特典は重複しない
- Oliveのクレジットモードを初期設定していないと、クレカ積立ポイントの対象外になる
- カードの切替え・再発行後は、SBI証券側でカードを再登録する
- 残高条件は毎月判定される
- 投資信託の価格下落で残高条件を下回ることがある
- 資産運用特典にはOliveコンサルティング仲介口座への変更が必要
- ポイント目的だけで不要なカード利用や資産移管をしない
SBI証券の投資信託などは日々価格が変動します。Olive残高3,000万円や5,000万円をぎりぎりで達成している場合、相場下落によって翌月の上乗せ率が下がる可能性があります。特典を継続して狙うなら、基準額より余裕を持たせる必要があります。
Olive×SBI証券が向いている人・向いていない人
Olive×SBI証券は、SBI証券を資産形成の中心にし、Vポイントを日常の決済と投資の両方で使いたい人に向いています。
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| SBI証券で投信積立をする | 他社証券を中心に使いたい |
| Vポイントを貯めている | Vポイントをほとんど使わない |
| 銀行・証券をまとめて管理したい | サービスを分けて管理したい |
| 残高条件を自然に満たせる | 特典のために資産配分を変える必要がある |
高い還元率を狙えるかよりも、SBI証券を長く使う予定があるか、Vポイントを無理なく使えるかで判断する方が分かりやすいです。カードランクの選択は、年会費や年間利用額も含めて別に比較しましょう。
まとめ|まずはクレカ積立、残高特典は無理なく狙う
OliveとSBI証券を組み合わせると、クレカ積立でVポイントを貯め、貯まったポイントを投資へ戻せます。銀行・カード・証券を三井住友銀行アプリでまとめて確認しやすい点もメリットです。
一方、クレカ積立の付与率はカードランクや年間利用額で変わり、Olive限定上乗せプランと資産運用特典にも預金・証券残高、ID連携、仲介口座などの条件があります。
まずはクレカ積立とVポイントサービスから始め、普通預金100万円以上の上乗せやOlive残高3,000万円以上の資産運用特典は、もともとの資産配置に無理なく合う場合だけ狙いましょう。最大還元率のために、投資方針や安全資産の置き場所を変える必要はありません。
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Oliveの全体像は親記事、ゴールドとプラチナプリファードの比較はカードランク比較記事で詳しく解説しています。


更新履歴
- 2026年8月8日:初版作成。クレカ積立のカードランク別付与率、Olive限定上乗せプラン、資産運用特典、Vポイント投資、投資信託移管の条件を公式情報で確認
本記事は2026年8月8日時点の公式情報を基に作成しています。ポイント付与率、年間利用条件、対象資産、残高判定、仲介口座、Vポイント投資、移管手数料、各種プログラムは変更・終了する場合があります。利用前に三井住友銀行、三井住友カード、SBI証券、Oliveコンサルティング、移管元証券会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。投資商品には価格変動リスクがあり、元本が保証されるものではありません。
